聖なる陰謀!? The Divine Conspiracy




聖なる陰謀 The Divine Conspiracy


経済の崩壊は避けられません。利益追求型の社会の中では、必ず誰かが得をして誰かが損をします。そして得をした者は立場上有利になり、ますます得することが容易になります。それは、他者を犠牲にして金と権力を増やすということです。こういった傾向は地球上のすべての社会に在ります。したがって富と権力の大部分はいつまでも少数の手の中に集まるようにできでいるのです。

この社会的な歪みは、堕落した人々や腐敗した政治制度、または間違った社会構造などの結果であると仮定することが理にかなっているようにみえますが、それがどんな政権、社会構造、権力を有する人々であろうが、結局は基本的傾向はすべて同じなのです。富と権力を有する一握りの少数が、大多数をコントロールしているのです。

この事実は私達に疑問を持たせます。「利益追求の願望を基盤としない、正当で維持可能な社会構造をつくることはできるのか?」答えは「絶対に不可能」です。利益にたいする願望は人間の性質に生まれつき備わっているものであり、それは私達のするすべてのことの隠れた動機になっているからです。

実際は、利益に対する願望とは次のような質問をすることです。「こんなことをして、なんの得になるのか? その中に自分の得るものはあるのか?」 私達は何も得るものがなければ、指一本すら動かすこともできません、まして維持可能な社会構造をつくることなどもっと不可能です。いやそれどころか、得をしたいという願望、そして特に他者よりも優位に立ちたいという願望は、あまりにも私達の先天的性質において強く、そこにはまるで神の陰謀が存在してるのではないかとも思わせます。それは、それが私達の性質そのものであるために、負かすことができないように工夫された、人間の内在的構造です。

バール・ハスラムなどの現代におけるカバリスト達の著書を調べると、彼ら全員がこの難問を認めていて、何世紀にも渡り人間の生まれもった性質の欠陥を指摘してきたことがわかります。さらにバール・ハスラムは、もし私達の行動に対する代替の動機を見つけないなら、最後には、私達は完全な混乱に陥るとも述べています。その結果として生じる政治的混乱は独裁政権を誕生させ、国家間の衝突がついには核爆弾を使用とする第三次そして第四次世界大戦ですら勃発するといっています。60年前にこれが書かれたときには、ありそうもない予測でしたが、今日ではあり得ない話ではなく、そのことを軽視できません。

カバラの説明する危機とは、貨幣制度の崩壊ではありません。危機とは、私達の生まれもった自己中心的な性質の1つの症状です。よって、今日直面している危機も含め、すべての危機の解決策は、私達の性質を利益追求型性質から分配(シェア)追求型性質に変化することにあるのです。

最終的には、私達の自己中心的性質に起因するもの以外、問題は1つも存在しません。私達のするすべてのことは、なにか良いものを産むことに向けられねばなりません。それは1つの自然における特質です。しかし、もし私達の志向を私益から公益に変化ができたのなら、私達は先天的に協力的な社会を作れるだけでなく、その中のすべての個人の幸福が共同体そのものによって約束されます。言い換えると、私達は自活する必要がなくなります。なぜならば、社会の全体が私達を養い、そしてその代わりに私達は社会全体のために働くようになるからです。

そのような社会のなかでは、すべての規制機関、軍隊、警察組織、そして税金の徴収は余分なものになります。誰も他者を傷つけることを望まなくなるので、犯罪は存在しません。逆に人々は分け与えることだけを望むようになります。自ずと、大量の資源の必要性はなくなり、人々は現在のような経済活動から解放されて社会貢献のための仕事に従事するようになります。そうすれば、数年のうちに世界は全く違うものに変わり、他者から搾取してた頃や、どのくらい私達が盲目になれるのかと信じることすらできなくなるでしょう。

しかしながら、人間性を先天的に自己中心的なものから総体的なものに変化させるには、 現在の利己的な行動手段に支配されないように、人間性に由来しない方法が必要です。ここでカバラの英知が私達の手助けになるのです。カバラとは、既に存在する自然の完璧なシステムを、 個人と一般社会に用いる科学だからです。

全自然界において自己中心的なものは人間だけです。原子、分子、細胞、そして臓器などはすべてそれらより大きな体系のなかで協力的に機能します。植物も動物も同じです。人間以外の自然におけるすべてのものは、その体系内におかれた環境と完璧に調和しているのです。

あなたは「そしたら、なぜ私達は始めからその体系と対照的に造られたのですか?」と問うのかもしれません。その答えは「ある体系の中にいる間に、その体系自身を学ぶ方法は他にないからです。」人生の目的は、他者を服従させ支配することではなく、包括的な自然と意識的に融合(調和)することなのです。カバラの英知とはインテグレーションの英知です。その技法により、この宇宙における私達のおかれたの環境を徐々に学ぶことができ、カバラは私達を着実にそれとの融合に先導してくれます。

もっと知りたいと思った方はこちらのサイトをご覧ください:
ブネイ・バルーフ カバラ教育研究所
Bnei Baruch Kabbalah Education & Research Institute
マイケル・ライトマン博士のブログlaitman.com

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「カバラとは、上層から発散された魂の起源のシステムの研究である。この研究方法は厳格な法則に一致し、それらは併合し唯一の至高な目標に向かっている。それは『創造主の崇高さの啓示と彼の崇高さをこの世界の被造物に把握させること』である。」 
―マイケル ライトマン博士『Attaining The Worlds Beyond』(Laitman Kabbalah Publishers, 2003)

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